最初に文化祭実行委員長から、クラスの絆を深め外部の人に良い学校だとアピールできるよう力を出し切って良い文化祭にしていきましょう、と挨拶がありました。
次に中学生徒会長からは、中学に入学したばかりの1年生は初めての文化祭が新鮮で楽しく、高校生は活動の幅が広がり楽しそうに見えるなか、中学3年生は文化祭をつまらなく感じている人もいると思います。しかし、出し物をする人が楽しくやればが見る人も楽しく感じることができるということを経験談を交えてのお話がありました。
鯨岡校長先生の「楽しく仲良く元気よく」「千載一遇(千祭一遇)」といつも通り簡潔なご挨拶に生徒から大きな拍手がおこり、最後に各企画のプロモーションビデオの発表で大変な盛り上がりのなか両国祭が始まりました。
後援会では恒例の保護者目線での学校紹介(5階 後援会ブース)やスタンプラリーに加え、新たにパーラーも。お好み焼きに焼きそば、チュロスを販売しました。両日とも長蛇の列、お待たせした皆さん、ありがとうございました。
更に15日には両国高校卒業生、30歳で家電ベンチャーを立ち上げた、株式会社UPQ代表取締役CEO 中澤優子さんの後援会、いや講演会を開催。
16日には同じく両国高校卒業生、松本清張賞受賞の小説家 山口恵以子さんの文章講座を5階ブースで、午後からは笠原副校長先生の司会進行で講演会を開催しました。
7月に行われた林間学校の報告会です。
発表ポスターには書ききれない、エピソード満載、爆笑ありの発表でした。
どの班もテント泊がきつかったようです。
隣の教室では、進学相談所が開設されて、将来両国生を夢見る小学生からの質問に真剣に答える姿がありました。
中一の生徒に進学相談なんて、できるのか、親としては心配になりますが、中一なりのアドバイスをしているようです。
毎年大盛況です。
中学2年生は、大使館訪問の報告とイギリスについてのポスター発表です。
ポスターが小さくて、よく見えませんでしたが、みんな決まった時間内(一組4分)で上手に説明していました。
ユタ(米国)訪問の報告です。
まじめでお人よしのヨシヒコ、熱血漢のダンジョー、かわいいムラサキ、ビミョーな呪文のメレブ、そしてホトケも大活躍でした。
♀と♂の入れ替わる物語。大衆賞3位でした。
小人の前説、鏡のとぼけた演技が面白く、大笑いしました。そして、白雪姫♂がなんともかわいらしかったです。
2Bの現代版桃太郎。桃太郎が現代に現れた!間違ってネット購入した桃から生まれた桃太郎。悪漢は「振り込め詐欺」を働く一味。同じく詐欺被害にあった仲間と一緒に鬼が島に乗り込むが・・細かい設定を現代的にアレンジ。舞台をL字型にし、両国祭の劇によくある背景チェンジ(=暗転)を極力抑えた工夫は技能賞ものでした。
2Cの長靴をはいた猫。主役の猫は初めは裸足、そしてビーサン。長靴は何時?と思いながらみていると、最後に落ちが、なるほどそうだったのか!芸達者な生徒たちが良い味をだした演技が光る劇でした。
2Dの千と千尋の神隠し。装飾賞1位、大衆賞2位に輝いた劇は開会式のPVも実に良く作りこまれていました(お見せできませんが)。装飾賞1位の作りこまれた背景をご覧ください。内容も随所に笑いが盛り込まれながらもしっかりとしたストーリー。開演前の長蛇の列の意味が分かりました。
オラフがかわいい。お姫様がきれいな、2E Fro2En~アナとエルサの物語~ 歌あり、厳しい結婚条件ありの劇でした。
地味(失礼)ながらも連日大賑わいのブース。これは鯨岡校長先生と淡交会の諸先輩方の人徳によるものでしょう。生徒たちは真剣に碁盤に打ち込んでいました。
例年の中学理科部、生物部に今年は化学部も加わりパワーアップした「サイパラ」(=サイエンスパラダイス)。クマムシやヒドラの観察、そしてビリビリ棒やスライム作りの体験コーナーに(3F)、展示や化学ショー(4F)と盛りだくさん。連日の満員御礼状態。そして堂々の大衆賞1位。今年は中学理科部を含めた中での大衆賞1位受賞で、例年やや冷め気味の閉会式での中学生たちも、大いに盛り上げてくれました。
今年は『脱出ゲーム』を用意。みんなで知恵を絞って小学生でも操作でき楽しめる内容にできた、とのことでした。パソコンの充電時間を一定時間確保しないといけないので、ゲームのできる時間が限られているのが厳しいところ。受付開始後は予約がどんどん入って、午前中に午後のスケジュールが埋まってしまいました。
シュシュ作りは女の子たちに大盛況。斬新なデザインのTシャツやフェルト生地で作られた絵本は温かみがあってほっこりします。
各部のブースの中でも最もマニアック(たぶん)な地学部はプラネタリウムに岩石標本、化石の展示。化石の中にはレプリカもありますが、中には貴重な「本物」の化石も。詳しい説明をありがとう!
利休庵は、秋の生け花に囲まれて雅な雰囲気でとても落ち着きます。
3階の教室とホールを使っての展示。教室で展示してある作品には、制作者へのメッセージを記入して入れられる封筒が添付されていました。来場者の方々は思い思いに記入して、気にいった作品の封筒にそっと入れてくださっていました。ホールには卒業生の作品も合わせて展示。ゆっくり絵を見て楽しむも良し、スマホを見たり休憩したりするのも良しの雰囲気。自由にゆったり時間を過ごすことができる空間となっていました。
体育会系では数少ない出展の山岳部。きれいな山の写真やスライドショーに加え、コッヘルやランタン、テントなどの実物も展示。登山時に持つ25kgのリュックは体験も出来ます。試してみると背負うのもやっとのこのリュック。これを担いで南北アルプスなど3000m級の山を登る山岳部員は両国生の中でも最もタフな一団なのかもしれません。勿論、子供たちが希望した時はちゃんと軽くしていますので、ご心配なく。大人には容赦なくでしたが。
文学部は、文化祭号と1年生合同誌、漫研との合同誌を制作。また、創作詩にイラストをつけたカードも用意。来場者の方々に気にいった作品のカードを選んでもらって持ち帰ってもらっていました。「作品の準備は大変でしたか?」と質問したところ、「私達の部はみんな楽しんで制作しています。だから締切りもゆるくして、間に合ったら印刷する感じでした。無理をしないように準備を進めてきました」と笑顔で答えてくれました。
命中すれば気持ちいい!バルーン弓道は今年も人気でした。勿論、優しい指導付きでやみつきに。
また静と動の織りなす演武は厳かな中にも力強さがあり、厳粛な気持ちになりました。これぞ日本の武道と教えていただきました。
漫研は文学部との合同誌を発行。文章に合わせたイラストを制作したとのこと。また、アニメのキャラクターをラミネートして切り抜きし、来場者に気にいったキャラクターを選んで持ち帰ってもらっていました。また、自由にイラストを描ける場所を用意。小学生や小さいお子さんでずっと賑わっていました。
今年初参加の物理部。ピタゴラスイッチなど好奇心をくすぐる各種展示品に、物理の実験ショーや体験工作と盛りだくさん。なかでもブロワーを利用した生徒自作のホバークラフトは整理券がすぐなくなってしまうほどの人気。尚、ホバークラフトに利用したブロワーはちゃんと元通りに直したそうです。
今年は例年のラムネだけでなく、中学と高校の生徒会合同でパーラーを出店!メニューにハッシュドポテトやフランクフルトが加わって、後援会ブースと人気を二分していました。
幻のクッキー屋さんには会えませんでしたが、子供が家に持って帰ってきました。五種類どの味もすべておいしかったです。来年こそは会えるといいな(*^_^*)
今年も大人気のどんぐりクッキー。丸いカタチがとってもかわいくておいしかったです。
毎年、体育館発表のトップバッターは管弦楽部。そのためか、毎年のことながら、1日目は緊張で音が固くなってしまいがち。しかし、2日目はきっちり修正して音程も安定して、一体感のある演奏を披露してくれました。今年はチャイコフスキー作曲のバレエ組曲『くるみ割り人形』より4曲を抜粋して演奏。1曲目『行進曲』は幕開けにはピッタリの曲。曲が進むにつれ、段々音の状態が良くなっていきました。2曲目の『ロシアの踊り(トレパーク)』はテンポの速いノリのよい曲。強弱もきちんとつけて最後までテンションを保った演奏ができていました。3曲目『葦笛の踊り』はソフトバンクのCMでおなじみのフルートのメロディーが美しい曲。各楽器のソロの部分がそれぞれ丁寧な仕上がりで、心地良い演奏でした。そして、ラスト4曲目『花のワルツ』はとても華やかな演奏でした。演奏後、拍手とともにアンコールの声♪ アンコールは校歌を高らかに演奏してくれました。
恒例の中学生有志による英語劇、今年は“秘密の花園“です。1時間近くの長編劇です。中学生だけでこんなことまで、できるんだと感動します。
抑えたセリフもはっきりと聞こえ、演技に引き込まれました。戦いの場面は迫力があり、泣いている観客もいるほどすばらしいお芝居でした。
ピーターパンや船長、兄弟も女の子という設定で面白かったです。歌もダンスも、もちろん英語も!それぞれのキャラクターもとても素敵で見応えがありました。
部員によるピアノ連弾 エレクトリカルパレードとスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスから始まったジャズ研のライブ。1日目、2日目ともに校歌のジャズバージョンから始まり、アンコールを入れて5曲演奏しました。
顧問の辻先生もサックスで一緒に演奏しました。
ポップスからディズニーのおなじみの曲まで、幅広く歌唱。女性陣がメロディーを歌って、男性陣がリズムパートでしっかり支えたり、反対に男性ソロを聴かせたい所では女性陣がぐっと抑えて歌っていました。普段、ハーモニーを大切にして練習している様子が伝わってくる歌声でした。最後まで歌声が萎縮せずにイキイキしていたのが良かったです。
仲間と協力して真剣に取り組みました。英語でここまで話し合いができるのには驚きました。
モーツァルトからジブリや星野源まで、様々なジャンルの音楽が登場。学年のグループだったり、パートのグループだったり、演奏単位は様々。オーケストラの演奏よりも少人数の演奏は緊張感がありますが、どのグループもそれを楽しみつつ演奏しているのが素晴らしかったです。
曲目は「アイのシナリオ」。息の合った演奏で盛り上がりました。
さすが演劇部。すばらしい朗読でした。
来校者数 15日(土)3,213人、16日(日)3,612人、合計6,825人
装飾賞1位:2年D組「千と千尋の神隠し」
大衆賞1位:生物部・化学部・中学理科部「サイパラ!」
2位:2年D組「千と千尋の神隠し」
3位:2年A組「白雪姫♀♂」
小林副校長先生からALTの先生のご紹介があり、「初めて日本の高校の文化祭を経験しとても驚いています。このような素晴らしい文化祭を開催することができる自分たちを誇りに思ってください」とのお話をしてくださいました。
鯨岡校長先生から、企画・発表・演劇・研究など生徒へのお褒めの言葉があり、本日講演に来てくださった両国高校卒業生の山口恵以子さんから在校生へ「等身大で100%努力しましょう」というメッセージの紹介がありました。
高校生徒会長
「高校の全クラスが劇だったり、後援会がパーラーをしてくださったりと、新しい試みが多く大変だったことと思います。その分達成感を感じられた両国祭でした。」
文化祭実行委員長
「実行委員だけではなく、全員のおかげで素晴らしい両国祭になりました。中学生はドアに国旗が飾られていたり廊下の壁にコメントなどがあり、中に入らなくても雰囲気が楽しめました。高校生は全てのクラスが劇でした。装飾などもクオリティが高く夏休みなどの準備期間中も協力して頑張っていました。たくさんの方が来て楽しんでくれた両国祭にかかわることができてとても嬉しく思います。ありがとうございました。」
今年はクラス劇ではなく部活動の企画が大衆賞1位を取ったことに、驚きとともに割れんばかりの拍手が起こり、実行委員長の心のこもった挨拶により感動的な閉会式となりました。