後援会進学支援委員会主催「高1(123期) 進学講演会」@両国高校視聴覚室
秋晴れの行楽日和に、高1(123期)進学講演会が開催されました。後援会は令和4年度に「進学支援委員会」と名称を変更し、両国高校卒業後の進学を後押しする活動を展開しています。また今回は中3保護者のzoom視聴もあり、多数の保護者や生徒が進学について考える講演会となりました。
講演に先立ち老沼後援会会長、金田校長、大内進路指導部主幹教諭よりご挨拶いただきました。
第1部
第1部は「合格と健やかな親子関係の両方が手に入る!」と題し、渡邊 菜津紀氏に講演いただきました。渡邊講師はプロ家庭教師として32年間約200名の生徒を指導、メディアに多数出演、「なつき先生」としてYouTubeで配信しています。また118期卒業生保護者でもあります。
講演は事前アンケートの中から保護者で共有したい事項をピックアップし、渡邊講師が回答する形で進行しました。
子どもが大学受験を意識しない、受験のモチベーションが上がらないという悩みについては「中高生ともなると親にできることは少ない。これは子どもの成長過程で当たり前のことです。人格を尊重し、ひとりの独立した人間として認めることが大事です。」と明瞭なお答えでした。「『この子大丈夫かしら?』と心配するのではなく、『この子なら大丈夫!』と信頼することが大切。心配は『信頼されていない』というメッセージ」と信頼が大切なことを強調します。
その他、学校の宿題以外勉強しない、苦手科目をどう克服していいのかわからない等多くの保護者からの質問にご回答いただきました。
120期保護者アンケートによると学校の指導でよかったことは朝学習、面接練習、論文対策、放課後補習、オールイングリッシュ等、多岐にわたります。渡邊講師も120期保護者も「両国の先生を頼ることがポイント」と明確な意見をお持ちです。
最後にご自身の子育てについてコメントをいただきました。
118期卒業生のお子さんは現在「自分探し」の真っ最中です。お子さんの自分探しを全面的に受け入れ応援する渡邊講師、渡邊講師に信頼を寄せるお子さん。親子の信頼関係を垣間見るエピソードをたっぷりご披露いただきました。渡邊先生、ありがとうございました。
第2部
第2部は「両国高校の進路指導 基礎からわかる大学入試」をテーマに進路指導部の大内健司主幹教諭に講演いただきました。大内先生は令和5年度から進路指導部担当、119期担任教諭として有名難関大学に多数の教え子を進学させた実績をお持ちです。
昨今は18歳人口の減少と大学の定員増加で競争が緩和され大学は「選びたい放題」になっている、しかし両国生の志望する難関大学は変化がないということです。2025年度の入試に向け、受験形態の説明から始まりました。
高校1年生は目下「文理選択」という岐路に立たされている。昨今は文系と理系のボーダレス化が進んでいるが、人生を左右する分岐点である。文系・理系それぞれのメリット・デメリットがあるので、よく理解すること。
よくある質問には明確にお答えいただきました。
主な質問
続いて、2025年の入試に向けたスケジュールについて説明いただきました。
事前アンケートにもお答えいただきました。
大内先生の講演の後は123期学年主任南部主任教諭より説明がありました。
最後に質疑応答が行われ、終了しました。
今回の講演会は会場の都合で会場には各家庭1名が出席しました。会場に72名、zoomに129名が参加ありました。内容の濃い講演であっという間の2時間でした。
講演会の開催にご協力いただきました渡邊講師、金田校長先生、大内主幹教諭、南部主任教諭に心より感謝申し上げます。